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紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

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パーの巻

補聴器


何を隠そう 
ぼくもそろそろ耳が遠くなってきた

遠くなると言っても 耳が顔から離れていっちゃうんじゃないよ
音がだんだん聞こえ難くなるという 所謂 老犬性難聴というやつ

だから ご主人に呼ばれても なかなか気付かない

ま 昔から 聞こえてても知らんぷりが得意だったから
最初はご主人も気づかなかったけど
さすがに飼い主だけのことはある ついに先日バレてしまった

「なんだ早太郎 おまえ耳が遠くなったみたいだな
 ま 年寄りだからしょうがないけど
 しかし そんなことじゃ 番犬の役に立たないわけだし
 働かざるもの食うべからずというお前の信条にそぐわないことになる
 そうだ 補聴器でもしたらどうだ?」

という 相変わらずの冷たいお言葉

補聴器ねえ そういえば そんなものが有るってのは聞いたことがあるけど
一体どんなもんなんだろう

調べてみると なるほど 人間用のものはいっぱいある
でも 結構な金額がする
2万円くらいから30万円などという値段がついているものまである

一方 集音器なる安価な製品もある
どうやら補聴器は薬事法で認可された医療機器であり
集音器は認可対象外のものらしい

でも 要は 音を拾って耳の可聴域にあたる周波数の音を選択して増幅するだけの機械のようだ
今話題のiPhone6でも 8万円くらいなのに どうして何十万もの値段がついているのかわからない

しかもそんな大金をはたいて買った補聴器でも
雑音まで大きく聞こえるのが嫌だ とか
補聴器をつけているとカッコ悪い とか
知らない間に無くしてしまった とか
あんまり 活躍しているとも思えない話がよく出てくる

という事で 
ぼくは5千円くらいの集音器の中から購入者評価が割り合いと良い製品に的を絞った

さっそく そのメーカーに問い合わせてみる

「あの〜 この製品って ホントによく聞こえるようになるの?」

「ええ だいたいの方は効果を実感されていますが」

「という事は 効果の無い場合もあるってこと?」

「ええ まあ 時々はそういう方もいらっしゃいます」

「ふ〜ん で 犬は?」

「犬? 犬とおっしゃいますと? ??」

「紀州犬だけど・・・」

「・・・・・・」

やっぱりダメか

しょうがないから
自分に都合のいい音だけを聞いて暮らしていこう
これまでと なにが変わるわけでなし


いちごぶらんとさがった

   

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随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!