人間は年をとるに従って 白頭となるか禿頭になる
ぼくは生まれてから死ぬまで 白頭のまま
どう すごいでしょ
いつまでも変らない容姿
鶴髪童顔 というのはぼくのこと
鶴髪って? ほら 鶴の羽のように髪が白いこと
え! ぼくのは髪じゃないって?
じゃあ なに?
毛!
なるほど 犬の毛が抜ける とはいうけど
犬の髪が抜ける とは言わない
じゃあ 髪ってなに?
辞書で調べると 「頭の毛」とある
ぼくだって 頭の毛はあるよ
ただ どこまでが頭の毛で どこまでが体の毛で
どこまでが足の毛だか 判らないだけで・・・
ぼくは犬だから 白髪とか鶴髪とかって言ってはいけないの?
なんか 理不尽な気がする
英語ではどうなんだろう
ということで調べてみると
Hair: ヘア,
髪, 毛, 毛髪, 髪の毛, 頭髪
やっぱり なんでもかんでも hair
でオッケー
エガッタ〜
なにがエガッタ〜かしらないけど とにかくめでたいような気がする
さて 話は元に戻って
ぼくの容姿が衰えないのに比べて
人間はだんだん衰えていく
しかも 若い時に容姿が優れていれば優れているほど その衰えが目立つ
宛転蛾眉能幾時
(宛転たる蛾眉 能く幾時ぞ)
須臾鶴髪乱如糸
(須臾にして鶴髪乱れて糸の如し)
ってやつだね
だから ぼくは人間に提案したい
若い時から Hair を White
に染めてみたらどうだろう
そうすれば ぼくのように いつまでも変らない容姿を保てる
こんど床屋さんに行った時に こう言ってね
「Hayataro Hair でお願いします」
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!