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紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

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パーの巻

梅と桃と桜のあらそい


春ともなれば やっぱり お花見
ま ぼくんちの梅くんは今年はじっと我慢の子になっちゃうんだけど
世間一般では 梅くんだって 結構幅を利かしている
あちこちで「梅まつり」なんてのもやってるし
もうしばらくしたら「桜まつり」ってのも大々的に始まる
ぼくは梅も桜も好きだけど 桃も大好きなんだよ(桃太郎つながりでもあるしね)

さて この梅と桃と桜 どれも春を彩る代表的な花なんだけど
どれが一番なんだろう?

う〜ん まよっちゃうなあ

と言う事で 三人をぼくんちに呼んで決着をつけることにした
といっても梅は庭にあるんで、桃くんと桜くんを呼んでみた

まあ なかなか腰の重い二人なんだけど
「根っこにオシッコかけるぞ!」とおどかしてやったら 渋々やってきた



取りあえず それぞれの意見陳述をきいてみる

梅:「ぼくなんかね 梅の実ができて それで梅干しが作れるんだぞ」
桃:「ぼくは なんといっても あの美味しい桃の実ができるんだそ」
桜:「ぼくだって サクランボができるもんね 佐藤錦って知ってる?」

ぼくの採点:果実自慢に関しては 桃くんの勝ち 
      だって食べごたえが違うもん とにかく大きくて美味しいのが決めて


桜:「ぼくなんかね とっても大きくて立派な木になれるんだよ」
梅:「ふん 大きさなんて関係ないよ ぼくは枝ぶりが良いのが自慢なんだ」
桃:「・・・・ふ〜ん」無言であった

ぼくの採点:樹形については 桜くんだね やっぱり あの薄墨桜なんて感動ものだもん


梅:「ぼくなんか 花札の絵にもなってるんだよ ウグイスと一緒にね」
桜:「ぼくだって 花札の絵になってるもん」
桃:「・・・」   また 無言であった

ぼくの採点:花札の点数が20点だから桜くんの勝ち


桃:「花の色はぼくが一番さ 桃色っていう色まであるしさ 
    キレイなことを まるで桃源郷のようだ なんて云うじゃない」
桜:「ぼくだって 桜色っていう色もあるよ 」
梅:「ぼくだって 紅や白、ピンクまでいろんな色の花があるんだよ 梅色はないけど」

ぼくの採点:ここんとこ 桃くんが元気なかったんで桃くんの勝ち


そしたら 梅くんが突然叫びだした
「そんなのずるいよ ぼくだって まだ一番とってないし
    今年は 枝を伐りとられて 丸裸だしさ 
     ぼくと早ちゃんが同じ庭にいるからって 身内に厳しすぎるよ!」

なるほど 梅くんのつらい気持ちもよくわかる
じゃあ 梅くんをそこまで追い込んだ責任者 ご主人に聞いてみよう

「ねえ 梅 桃 桜のうちでどれが好き」

「そりゃ 梅酒もあるし 松竹梅っていう酒もあるし ウメッシュもあるし・・梅じゃないかな」

やっぱり 枝を伐り過ぎたことを気にしてるみたい
(良かったね 梅くん)

いちごぶらんとさがった

   

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随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!