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紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

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グーの巻

頭上の焼き鳥?

春が来た 春が来た どこに来た〜

鼻に来た ノドに来た 目にも来た〜

と歌にもあるように 春は花粉症の季節でもある
でもね 花粉なんかに負けて せっかくの春を楽しまないなんて
そりゃ 春に対して失礼でしょ

せっかく 春くんも
「みんなが待ち焦がれていたんだから さぞかし歓待されるだろう」
なんて思ってノコノコやったきたのに

「春なんてこなくていいのに」とか「花粉がいっぱいの春なんて最低」
なんて言われたんでは さすがに立つ瀬がない

ということで 春くんのためにも ぼくは行楽の春を楽しんであげることにした

問題はなにをして楽しむかということ
ひとりじゃつまんないし
ご主人は典型的な花粉症だから無理だしね

そうだ いつもにこにこ笑っているサトちゃんに相談してみよう

ひょっとして営業に出かけているかもしれないけど
サトちゃんがいなければサトコちゃんでもいいし

でも サトコちゃんだけと行楽を楽しむわけにもいかないか
変に邪推されてもなあ  う〜ん困った

なんてくだらない取り越し苦労をしながら電話してみたら 
なんのことはない
 
「いまから ピクニックにいくんだけど 早ちゃんも来る?」だって

「う〜ん ちょっと待って予定をみるから」などと勿体ぶって
当然予定はないので 
「行く〜」

かくて3人(正確には2頭と1匹なんだろうか)一緒にピクニックに出かけることになった
お弁当はサトコちゃんが早起きして作ってくれた(薬の匂いはしないだろうな)

待ち合わせ場所で落ち合ったら ふたりとも帽子をかぶって しっかりピクニックスタイル

「早ちゃんも帽子ぐらいかぶりなよ」

そんなこといわれても 生まれてこの方 帽子なんてかぶったことがない
第一 帽子をもっていない

「ぼくはいいよ 帽子 持ってないし どうせご主人は買ってくれないし」

サトコちゃん
「私の帽子が家に余ってるから 小鳥さんに持ってきてもらうわ」
といって 近くの樹の枝にとまって 春の歌を口ずさんでいた1羽の鳥に何事かささやいた

しばらくすると 
なんと可愛い帽子を口にくわえて飛んできたではないか

「すごいね サトコちゃん 鳥と話せるんだ」
「そりゃそうよ 犬とだって話せるんだもの」
なるへそ (また出た)

じゃあぼくも鳥と話せるんだろうか

話したことは無いけど ひょっとして話せるのかもしれない

「もしもし 小鳥君 ぼくの話 わかる?」
「わかるけど あなた 焼き鳥なんて食べないでしょうねえ」

ムム きびし〜っ (本当は大好きなんだけど)
ここは しらを切り通すぞ

「え?? 焼き鳥って な〜に」
「じゃあ いいわ お話してあげる」

ふ〜 ヤレヤレ

「わたしも一緒にいきたいんだけど 帽子を持ってくるのに疲れちゃったわ
   だから 早ちゃんの頭にのっけてって貰えないかなあ」

なんといっても 焼き鳥に関して負い目のあるぼくは
「もちろん オッケー」

かくて 1匹と1羽と2頭は春の野山に行楽を楽しむことになったんだけど・・

ぼくは頭の上の焼き鳥(あ、マチガイ マチガイ)が気になってしかたなかった

ハイキング画像2
(この絵はその時の情景を再現したものですが
元の絵はサトちゃんハウスにある壁紙をダウンロードしてきたものです)

いちごぶらんとさがった

   

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随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!