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紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

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グーの巻

時(とき)薬

今年の夏は暑かった と言われているし ぼくも暑かったという記憶がある

でも 今は冬 北風にブルッとなるような日には 本当に夏が暑かったのかどうか それがわからなくなる

暑かった という言葉はわかるけど 
暑いという感覚が理解できないというか 暑さを忘れちゃったというか

まあ 世の中 だいたいそんなものらしい 
昔の人は言った  喉元すぎれば熱さを忘れる(ちゃんと熱さと書いているところがエライでしょ)
ぼくも言った  喉元すぎれば味など忘れる (ぼくらは味より匂いだから なおさらだね)

とにかく どんなことでも 過ぎ去って時間が経てば 記憶が薄れるということらしい
とくに脳は嫌な記憶は早く消し去りたいみたいだから 
悲しみを癒やすのに 時薬 という言葉もあるくらいだ

そこでぼくは考えた
脳が時薬をもちいて嫌な記憶を消し去るメカニズムについてである
脳は眠りの中で 大事なことは忘れないように整理ダンスにしまって嫌なことや忘れていいことはゴミ箱にポイするという記憶の整理(これが夢を見るということらしい)を行っているわけだから
眠りのなかで夢をたくさん見れば それだけ消し去るスピードが上がるに違いない ということ
つまり 嫌な記憶を消し去るには 物理的な時間ではなく 睡眠回数が重要であるというを思いついたのである

たとえば ご主人がぼくの朝ごはんを忘れたとしよう (実はよくある)
そしたら ぼくはプンプン怒る
このままであると 次に晩ごはんをくれるまで ぼくのプンプンは続く
しかしである 昼前にウトウト居眠りをして目が覚めると 実はそんなことはすっかり忘れている (これも本当)

かくして 時間長ではなく睡眠回数が嫌な記憶を消去するための重要なファクターである という早太郎理論は
ぼくの実体験からも証明できたのである (これはノーベル賞ものだぞ)

ということで ストレスのない生活を送るためには 一日に何度でも居眠りをすることが大事なのだ
だから ぼくがウトウトしていても これはセキュリテイ犬の仕事をサボってるんじゃないことだけは理解して欲しい

もちろん 本当に悩みのない生活は 永遠の眠りに入るしか得られないかもしれないけど
それだと楽しみもなくなっちゃうしね  やっぱり居眠りに限る


いちごぶらんとさがった

   

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随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!