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紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

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グーの巻

しっぽ

ぼくには有るのに 人間には無いものなあに それは尻尾

猿からの進化の過程で 直立歩行するようになり
座るのに邪魔になったりして
「こんなのいらねえや」てなわけで 尻尾を取っちゃったらしい

でも それは失敗だったんじゃないのかな
だって これ 便利だよ

尻尾の便利な利用法
1;こいつに噛み付いて「グルグル回り遊び」ができる  ひとり上手と呼ばないで
2;虫が飛んできたらこいつで追い払う   キンチョール不要
3;丸まって眠る時に枕にできる 眼に被せればアイマスクになる
4;暑い時はこいつで左側から風を送る  俗にいう「左うちわ」
5;走る時にバランスを調整できる 特に獲物を追いかけて急転回する時
6;こいつを振るとウレシイというサインが送れる 本心はさておき

そして 一番肝心な点は  格好いい!!

人間にも尻尾がついていたら もっと格好いいのに

そういやあ お伽話の絵本なんかで見たことあるぞ
狐が人間に化けたんだけど 失敗して尻尾が現れ
人間にそれを見つけられて 
「あっ こいつ狐だぞ やっつけろ」なんて追いかけられている図

あれは人間に尻尾がない故に起こった狐の悲劇なのであって
人間にも元々尻尾がありさえすれば 狐くんも助かったわけ

では 人間に尻尾を生えさせる事はできないのだろうか
ぼくは 真剣に考えた 狐くんのためにね

そして ついにその方法を発見した

まず 必要がないからという理由で退化させてしまったものを
「ちょっと間違ってたんで もう一回やり直させて」と神様に言ったって
「そんな虫の良い話に耳を貸す訳にはいかん」と叱られるに決まっている

そこで科学の力を使おうという話
つまり多くの人間に放射線を当てて 尻尾が生えるという突然変異を起こさせる
何万人あるいは何十万人に一人という確率で現れるかもしれない
うまく現れた突然変異の個体同士を交配して尻尾族を増やす
尻尾族には美味しいものを食べさせ 尻尾のない人間はマズイものを食べさせる
そうすると みんなが「尻尾が欲しい」と言う事になる
だから率先して尻尾族と結婚しようということになり
尻尾の生えた子供が増えてくる
こんなことを何世代にもわたってくり返せば 人間に尻尾があるのは当たり前の時代が来る

人間がそんなことをやってる間に 僕たち犬は直立歩行をマスターする
そのうちに ぼくたち犬は 尻尾が退化するかもしれない

いつしか 
直立歩行しているぼくたちの足元で 
尻尾を使って「グルグル回り遊び」している人間をみて
「あんたら ヒマだね」 と蔑んでいる時代がくるかもしれない

万物流転 ってこういう事?



いちごぶらんとさがった

   

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随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!