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紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

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グーの巻

オオカミ少年速報

いやはやなんとも 
昨日の午後4時56分 
ぼくのiPhoneからけたたましい音が響き渡った

ど どうしたのiPhoneくん こわれちゃたの?
ビックリして画面を覗きこんだら
「奈良県で大きな地震が発生するから 早く逃げてね」てな文句が・・

あわてて どこかに逃げなくっちゃ と思ったけど
ほら ぼく いつもどおりに 
縁の下の地面にお腹をくっつけて暑さをしのいでいる格好だから
これ以上安全な場所は考えつかなかったわけ

でもね まだこないか いつくるのか というビクビク状態はツライ
雷も怖いけど 地震も怖い 怖くないのはオヤジくらい

さて 5秒経っても10秒経っても なんにも起きない
な〜んだ 騙されたかと安心したんだけど 結局は誤報だった

後で誤報の原因を調べたら どうもノイズが悪さをしてたらしい

でも 誤報で良かった

気象庁のおじさんが頭をカキカキ「どうもすいません」ってお辞儀をしながら
盛んに平謝りをしている映像が流れていたけど

人間が作ったシステムなんだから ミスも有るさ
警報に誤動作なんてつきものなんだから そんなにペコペコしなくてもいいのに

マスコミもこの程度のミスを大袈裟に批判して 気象庁を追求するのはやめてほしい
そりゃ ぼくだってビックリした分 ミスを責めたい気持ちもないではないけど

誤報批判にビビって 気象等が次回警報を出すのをためらわれるのは もっと困る

かといって何回も誤報を出されると オオカミ少年の話じゃないけど
緊急地震速報が鳴っても誰も相手にしなくなるという危険もあるけどね

昔 周の幽王の寵姫に なにがあっても笑うことのない褒似という美女がいたらしい
あるとき 外敵の侵攻をしらせる狼煙があがり
宮中の人々が慌てふためくのを見て初めて笑みをもらした (いやな性格)
それを見た幽王は 褒似の笑う顔を見たさに 理由もなく狼煙を上げさせた
そして 本当に敵が襲ってきた時には だれも危険に対処できずに滅ぼされたしまったという

まあ この幽王の危機感の無さは論外だけど
警報には誤報がありうるんだということで 警報に対する訓練をしっかりやっておきさえすれば
こういう悲劇(喜劇か)も防げたかもしれない

例えば 狼煙を上げるという外敵来襲の訓練を頻繁にやって褒似を笑わせる
もちろん 訓練だからといって手を抜く奴があったら死刑にする
こうしておけば 褒似も笑い 訓練も行き届いて防衛力が向上して幽王も笑える

でもねえ 
また今度iPhoneから緊急地震速報の音が聞こえてきても
知らんぷりしていそうな気がする

必死でiPhoneくんが叫んだとしても ぼくはきっと動かない と思う






いちごぶらんとさがった

   

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随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!