今年のお正月は全国的に雪に見舞われたらしい
ぼくが住んでいるこの地域も雪だった
その雪をついて 初詣 っていうやつに行ってきた
一年の始めにその年の幸運を神様にお願いするという典型的な他力本願行事が初詣
神様の前でお賽銭箱に小銭(中にはお札をいれる人もいると聴いたけど未だにその現場をみたことはない)を投げ入れ
「今年もどうぞよろしくお願いします」と言って頭を下げ そのあと手を2回パチパチするだけ
それだけで一年の幸せを呼び込もうというのだから人間というものは欲が深い
ぼくは残念ながらお賽銭を投げ入れることが出来ないので
近くの人が投げ入れるのを待って その人がお祈りする前にすかさず「神様よろしくね」と祈ることにしている
神様だって あれだけ混雑していれば 誰のお賽銭で誰がお願いしたのかなんて一々判定している暇はない
というわけで ぼくは「おお 犬のくせに初詣とは感心なやつじゃ おまえの願いは聞き届けてしんぜよう」とお褒めの言葉をいただき
ぼくの前でお賽銭を投げてくれた人は「お賽銭も出さずに祈願だけするとは犬の風上にもおけぬ奴じゃ」となってバチが当たる
可哀想そうだけど 要領のいいのが旨い汁を吸い 要領が悪いのは馬鹿を見る というのが浮世の定めだから仕方がない
もう一つ白状しちゃうと ぼくはお参りの列になんて並んだことはない
真面目な人達が雪の降りしきる中を長い列を作ってお参りの順番をまっているのを尻目に
ぼくはお参りの済んだ人たちが帰ってくる出口から入るようにしている
まあ時々は逆行してくる(ほんとはぼくが逆行してるんだけど)人に足蹴にされたりするけどね
待ち時間を無くす為にはそういう痛い思いや逆行に対する周囲の非難の目は甘んじて受ける
これを ハイリスク・ハイリターン という
そんなこんなでなんとか初詣を済ませると 帰りがけには縁日の屋台が待っている
鯛焼き フライドポテト イカの丸焼き 焼きそば クレープ 焼き鳥 etc
勿論 その前を只通り過ぎるだけ というわけには行かない
かといって野良猫のように咥えて盗みさるという卑劣な手段を取るわけにも行かない
なんといっても さっき神様に褒めてもらったばかりだし
ということで隣にいるご主人(さっきぼくの前でお賽銭を投げていた人ね)にお願いすることにした
「ねえねえ 焼き鳥食べたいんだけど」
「え〜 神様にお願いしたら?」
「神様は今忙しいからだめなんだって だからご主人にお願いしろってさ」
「だけどなあ さっき 犬の風上にも置けないやつだって言われたしなあ」
「ああ あれね あれは神様の勘違いってやつ 気にしない 気にしない」
なんとかご主人を丸め込んで 一串150円のモモ肉の焼き鳥を買ってもらった
でも どうやら冷凍のやつを現地で解凍して火に炙ったやつみたいで表面は焦げ目がついてても内部がまだ冷たい
これも初詣でこずるい真似をしたバチが当たったかと少し反省して 焼き鳥屋さんに向かって暴れるのだけは止めておいた
仕方がないから 境内にあった焚き火に手を伸ばしてもう一度あぶり焼きにしてみたら これがまた美味しい
やっぱり焼き鳥は焼きたてでなくっちゃね う〜ん 満足
焼き鳥で 使い果たした 願い事

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!