ご主人の机の前には ぼくの写真が貼ってある
あれはもう10年位前の写真
しかも インクジェットプリンターで印刷した写真だから
大分色が薄くなってきている
ぼくが岩の上に立っている写真だけど
岩の灰色とぼくの白色が判らなくなってきた
さっそく ご主人にモノ申す
「ねえねえ ぼくと岩の区別が分からなくなってきたよ」
「うん! もともとお前は灰色じゃないか」
「違うよ! ぼくは白で 岩は灰色だったの!
そりゃあ 今はぼくも汚れて灰色っぽくなってきたけど
昔は 純白だったんだから
あの写真 もう一度プリントアウトしてみたら」
「だけどなあ プリンターのインクは高いんだぞ
年賀状の印刷で かなりインクも減ってきたしさ」
どうも プリンターのインクてのは高いものらしい
もともとプリンターってのは本体を安くしておいてインクで儲けるものらしい
携帯電話もそうだよね 本体を買いやすくしておいて 通話料で儲ける
ゲーム機もそうだよね 本体を安くしておいて ソフトで儲ける
電子書籍リーダーもそうだよね 本体を安くしておいて 電子書籍で儲ける
はなまるうどんもそうだよね うどんは安くしておいてトッピングで儲ける
最も うちのご主人はケチだからなかなかメーカーの思惑どおりには行動しない
プリンターのインクなんて純正品を使ったことなんて一度も無いんだよ
互換インクってので何年も使いまくっている
だから ぼくの写真も色あせが激しいのかも知れないけど・・
とにかく
互換インクなんだからケチケチせずに 再プリントしてくれればいいのに
ぼくの舌はホントは赤いんだぞ
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!