紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

コロナってなに？

いやはや　最近はコロナ　コロナと世間が騒がしい
コロナって一体なに？

「ねえ　新型コロナ　ってなんなの？」と例によってご主人に問う

「ん？　新型コロナ？　やっと出たの？　何CCエンジン？　OKモニターついてる？」などとは流石のご主人も言わない



そりゃ　はじめの頃はご主人も勘違いをしてたようだけどね　　
でも同年代の人の多くは　コロナと聞けば　トヨタのミドルセダン　或いは　石油ストーブ　と勘違いしちゃったらしい
たまには太陽の外縁プラズマを想起する学者肌もいるらしいけど　当然ご主人は該当しない

さて　世間を騒がせているそのコロナなるもの
どうやら　病原体らしい　
コロナウィルスってんだから　インフルエンザの仲間らしい　

思い出すなあ　丈山苑でサトちゃんに遭ったころ　インフルエンザによる動物の殺処分にドキドキしていたことを
今回のコロナは　どうやら殺処分はないらしい　対象が人間だから
なんか変だね
鳥や豚は平気で何十万羽も何十万匹も殺処分するのに　人間だけはしないとは
でも　これは犬のぼくだから疑問に感じるだけなのか
やっぱり　これもご主人に聞いてみよう

「ねえ　ねえ　コロナの拡大を防ぐには人間も殺処分するのが一番じゃないの？」
「お　おまえ　よく平気でそんなことが言えるなあ　　誰かに聴かれたらどうする？」

「誰かってだれ？」
「そりゃ　〇〇とか　〇〇○とか　　下手すると　ここも炎上しちゃったりして」

「だって　ぼく犬だから　そんなこと気にしないもん　　だから教えてよ」
「わかった　わかった　お前がそれほどの覚悟で質問したんだったら　ホントのことを教えよう」

「それで？」
「そりゃ　科学的には殺処分が一番なんだけど　人道的にできないってわけ」

「でもさあ　百人を殺処分すれば千人が助かる　って場合は人道的にも許されるんじゃないの」
「そりゃそうだけど　自分が助かる側なら許されるけど　殺処分される側なら許されないってことじゃないか？」

「じゃあ　やっぱり動物なら殺処分してもいいけど　人間はダメってことに落ち着くわけだね」
「まあ　人間を代表して言わしてもらえば　恥ずかしながら　勝手ながら　そういうことさ」

「じゃあ　鳥や豚はいいけど　犬はダメってことで手を打ってもらえるかなあ？」
「おまえなあ　鳥や豚だってお前の仲間だろう」

「そりゃそうだけど　どっかで境界を引かなきゃだめなんでしょ　牛は殺してもいいけどイルカはダメっていう人もいるようだし」
「猫はいいけど犬はダメと言ってほしいんだろ？　　でも猫好き人間が許さないだろう」

「犬猫まではいいけど　類人猿はダメっていう人もいるだろうしね」
「うーん　どこで線引きできるんだろう　どこかで線引しなくちゃいけない場合にどうするんだろう　うーん　こまちゃうな」

さすがのご主人も（リンダも）困っちゃったみたい　
でも　ぼくは知ってる
科学的とか人道的じゃなくて　最後は利己的に決めるにちがいないことを
もっと壊滅的な被害を及ぼす病原体　つまり感染率がコロナの100倍で死亡率が100％の病原体が現れたとしたら　本当に人間の殺処分を検討する為政者がでてくるだろうことも
そして　おそらく　それが正解だってこともね 　
クワバラクワバラ

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