本文へスキップ

紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

紀州犬・早太郎が作ったホームページは     こちら

チョキの巻

小野道風と柴犬の関係


あのね  花札って知ってるでしょ?
ほら 博打に使うやつ
といったら叱られちゃうから
日本古来のカードゲームって言ったほうがいいかな

あの花札って ご存知のように あるいは全くご存知で無いように
各季節の花の絵が描かれている
だから花札
それに加えて その花に関連のある動物も描かれている
たとえば牡丹に蝶 紅葉に鹿 萩に猪
三つあわせると猪鹿蝶 ヤッター という具合にね
森進一の「花と蝶」も良かったね
花が~女か~ 男が蝶か~

まあ それはいいとして
その花札に唯一描かれている人物がいる
さあて それは誰でしょう?
というのが今日の問題

お年寄りの人はすぐにわかっちゃうかな
だって昔は教科書にも載ってた人だから
答えは 小野道風(おののとうふう)
11月の柳で20点札のやつ

道風は書道の三蹟の一人で もちろん字は上手だったんだけど
それよりも
柳に飛びつく蛙をみて自分の至らなさを反省する という話で有名な人
まあ 知らない人のためにお話しちゃうとすると

道風が 自分の書道の腕がなかなか上達しないと悩みながら
雨の中を傘を指して川端を歩いていると
一匹の蛙が柳の枝に飛びつこうとしているのを見た
柳の枝は地表からかなりの距離にあって とても蛙の跳躍力では飛びつけない
何度やっても 何十回やっても失敗する
「バカな蛙だな そんなの無理に決まってんじゃん」
そう思って眺めていた時に 突然風が吹いてきて 柳の枝が大きく揺さぶられ
蛙は近づいてきた枝に絶妙なタイミングで飛びつくことができた
「どう ぼくってバカじゃないでしょ 道風くん
 とても無理だと諦めちゃって努力もしない君の方こそバカじゃないの」
というわけで 蛙に教えれれた道風くん
その後 真剣に努力して 立派な書道家になりました
めでたし めでたし

というお話

この話をどこで聞いたのか
ご存知 脱走犬の異名をとるかの柴犬くん

前回の脱走騒ぎ以来 囲いのフェンスを高いやつに代えられちゃって
それからは何度と無くそのフェンスを乗り越えようとして失敗してきた
ついつい諦めかけていた時に この話を小耳に挟んで 一念発起
ついに不可能と思われていたフェンスを攻略して脱走に成功したらしい

愚者は現実に学び 賢者は故事に学ぶという
エライぞ柴犬くん!  
チャンチャン

これは春日井市にある道風記念館の柳と蛙


いちごぶらんとさがった

   

トップに戻るボタン

随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!