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紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

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チョキの巻

諏訪湖の夕暮れ


南無諏方南宮法性上下大明神

ご存知 風林火山と並ぶ武田信玄の軍旗に記された文字

「諏訪の神様 これから戦をするんだけど お賽銭をいっぱいあげるから どうぞヨロピク」
っていう意味だよね

武田信玄がお願いしている位だから ご利益も当然あったんだろう
しかるに ぼくは生まれ落ちてから十幾年にもなるというのに 未だに諏訪大社にお詣りしていなかった

死ぬ前に一度は参詣して
「ぼくは犬でご主人はケチだから お賽銭はいっぱい挙げられないけど どうぞヨロピク」
ぐらいは言っておきたいというわけで このたび信州の諏訪に足を運ぶことになった
諏訪の神様は実は四つのお宮にわかれている
四つまとめて諏訪大社って呼んでいるんだけど

諏訪湖の北側に下社として春宮と秋宮があり
諏訪湖の南に上社として前宮と本宮がある

もちろん ぼくはこの四つ全てに参詣することにした

だって 行く処と行かない処ができたら
「あいつ おれんとこだけ省きゃがって 許さん!」
なんてお叱りをうけるかも知れないでしょ

せっかくお参りに行ったのに 却ってバチを当てられることだってある
神様だってそういう点については「結構 気にシイ」だと思うから

まあしかし 実際にいってみた感想を言わせてもらえば
「秋宮と春宮は 立派な神社」
「上社本宮は すごく立派な神社」
「上社前宮は 田舎の鎮守様」
という程度の差がある

どうしても急ぎの旅であれば 上社本宮だけに参詣して
「他の三つのお宮さんにもよろしく伝えておいてね 
 ほら お賽銭も四宮分納めるから こんど会ったら渡しておいてね
 いい 紀州犬の早太郎だからね ポッケナイナイしないでよ」
で済ましてもオッケーだったかもしれない
勿論 先の述べたおいたようなオッケーでない場合のリスクもあるにはある

四つのお宮を廻るとさすがに疲れる
だいぶ日も傾いてきたんでその夜は諏訪湖畔で野宿をすることにした

諏訪湖の東には諏訪市湖畔公園という立派んな公園がある

湖畔道路に面してきれいに整備されているし
旅館や飲食店、コンビニ、銭湯なども近くにあり何をするにしても便利
しかも諏訪湖という絶景が目の前に有る
散歩を楽しむ人もあれば
犬を散歩させている人もいる
ギターやオカリナを演奏している人もいれば
渚でイチャイチャしているカップルもいる

ぼくはコンビニで晩ごはんのパンを買って湖畔のベンチでパクついた
暑くもなく寒くもない気候だし
湖から吹いてくる心地良い風に眠気を誘われて
「本当に諏訪の神様はご利益があるんだろうか」なんぞと考えながら
いつしか深い眠りに落ちていった

南無諏方南宮法性上下大明神〜ナムナム


いちごぶらんとさがった

   

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随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!