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紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

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チョキの巻

さざれ石


ぼくは紀州犬である

天然記念物である

日本犬である

日本犬であるからには 当然日本の国家も歌える

君が〜代〜は 千代に〜 八千代に
さ〜ざれ〜石の〜 巖をと成りて〜
こ〜け〜の〜 む〜す〜ま〜で〜

最初に聞いた時は全く意味が判らなかった
さいごのあたりでは なんとなく おむすびを連想したりしてた

でも(犬の小学校の)先生に教えてもらって 
さざれ石っっていうのは 小さな石なんだということ
それが長い年月経って 大きな岩になり 苔が生えてくる
それと同じように いつまでもこの国が栄えますように
という意味がだいたいわかってきた

でも その話を聞いて 「変だぞ」と思ったことがある

もちろん 今でも
君が代とは天皇制のことであり
戦前の天皇を神と仰いだ軍国主義の象徴だとみなして
君が代を国家として歌うことに反対している人がいることは知っている

しかし ぼくが「変だぞ」と思ったのは そんなことではない

そう さざれ石が岩になる という文句にである

だってそうでしょ 
大きな岩が長い間に雨風に打たれたり 地震で割れたり
地すべりなどで崖が崩壊して岩が粉々になったり
川に流された岩が長い間に削れ獲られて小さくなったり
とにかく 岩がだんだんと小さい石や砂になるのはわかるんだけど
小さな石が岩になるわけ無いでしょ! 
っていうのが ぼくの素朴な疑問だった

それが最近 やっとその謎が解けた

石灰岩が雨水等で溶解して出来た粘着性乳状液がコンクリートみたいに小さい石を固めて大きな塊になる現象があるらしい

そしてそのようにしてできた塊を「さざれ石」とも呼んでいるらしい

なるへそ それなら小さな石が大きな岩になる事も理解できる

そして その岩がまた長い間に風化して細かい小石になり
それが地下に蓄積した層に石灰岩の溶融液が流れ込み またさざれ石になる

このようにいつまでも無限に続く「さざれサイクル」
人間が作った無限連鎖講のように突然破綻がくることもない

君が代の「君」が誰を表すのか?
ぼくにとっては
天皇陛下であっても 一般国民でも ぼくのご主人でも 隣の柴犬でもいい

とにかく ぼくが生まれて育ったこの国がいつまでも「さざれサイクル」を保てますように
ナムナム
ナマステ

これは南宮大社にある「さざれ石」



いちごぶらんとさがった

   

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随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!