日本では左甚五郎ほど有名な彫刻師はいない
同じ左姓でも 左卜全 とか 左とん平 とはかなり差がある
この左甚五郎 本当は大工さんだったらしいけど
まあ昔の大工さんってのは彫刻ができなきゃ一人前とは言われなかったようで
講談なんかを聴いてても 大工=彫刻師 の如く語られている
さて この左甚五郎先生
日光東照宮の眠り猫 とか 京都知恩院の鶯張りの廊下 なんかが有名なんだけど
その他にも日本のあちこちにいっぱい作品を残している
ただ 本当にそれらが皆 甚五郎君の作品なのかどうか 確たる証拠が有るわけでもない
世に言う「左甚五郎作と云われている」というやつ
京都の天橋立に成相寺というお寺が有り
ここにも左甚五郎作と云われている「真向きの龍」という彫刻が有る
「真向きの龍」って何? 「間抜けな龍」の方が面白いのに
と思われる方も多いので若干説明させて頂くとすると
なんと この龍の彫刻
右から見ても 正面から見ても 左から見ても 後ろから見ても(これはウソ)
常に見ている人に向かって睨みを利かせている というすごい奴
死ぬまでに一度は見ておかねばと思っていたんで
先日ご主人に連れて行ってもらった (流石に歩いて行くには遠すぎたからドライブでね)
駐車場で拝観料を払って(といっも犬は無料)
本堂に入ると なるほど あるある
本堂内右手の少し高い所に偉そうに飾ってある
どんなやつかというと こんなやつ
どう
なるほど ぼくには到底作れないほどよく出来てる
ただ ぼくは本当の龍というものを見たことがないから
これがどれだけ龍に似ているのかは判らないし
残念ながら 彫刻としての出来栄えが他物と比べてどれほど優れたものかという鑑識眼も無い
只々 うわさに聞くがごとく 右から見ても左から見てもぼくの方を睨んでいるのかどうか
ひたすら その確認作業をするのみである
まずは左から見る う〜ん そういえばこっちを向いているような気がする
次は正面から見る ま これは当たり前に こっちを向いている
最後に右から見る う〜ん そういえばこっちを向いているような気がする
というわけで 結局 「言われてみれば なるほど そんな気がする」という代物
考えてみたら
正面を向いて彫られた彫刻ならみんなそうなんじゃないか という気もしてきたりして
そんなら 彫刻だけじゃなく
正面を向いて撮られた写真だって そういう風に真向きに見えるんじゃないかとも思い
ちなみにぼくの若かりし頃の正面写真を下に掲げることにする
画面を左から見て順に右方向に目を移してご覧いただきたい
「真向きのぼく」
どんなもんでっしゃろ? (京都弁のつもり)
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!