寒天と心太はどう違うのか
という哲学的な話題はさておいて これから寒天橋の話となる
え! その違いを教えろって?
しょうがないな〜
心太を「ところてん」と読めなかった人もいると思うので ちょっと説明すると
寒天も心太もどちらも天草という海藻を煮て作る
その煮汁を固めたものが心太
その心太を屋外で凍結乾燥させたものが寒天
だから 寒天作りは寒冷地で しかも降水量が少ない地域に向いている
現在 寒天の産地といえば岐阜県の山岡町や長野県の茅野市が有名所なんだけど
実は 天城山でも一時期寒天を生産していたらしい
その寒天工場が近くにあったので寒天橋と呼ばれていたのが
あの石川さゆりの歌で有名な 「小夜しぐれ〜寒天橋〜」というわけ
わかった?
で どんな橋かというと こんな橋
なんの変哲もない山の中に架かる橋
バス停がある
果たして誰が乗るんだろうと思ったけど一日に10本以上は通過するらしい
ちゃんと時刻表に書いてあるから間違いない
待機しているバスも見た だれも乗ってなかったけどね
この橋の下に流れている渓流が河津川
下流にはあの有名な河津桜が植えられている
ま いまはそれだけの橋なんだけど
昔は この急な天城峠を汗をかきかき越えてきて 疲れきった旅人たちが
この寒天橋のたもとで 竹筒に水を汲んで喉の渇きを潤したんだろうね
そんな感慨に浸りながら ぼくも渓流の水をピチャピチャ飲んだ
なんとなく寒天の味がした
途端に一陣の風が舞い 紅葉がぼくの体に ハラハラと降り掛かる
色づいた 寒天橋の 白い犬
(つづく)
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!