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紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

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チョキの巻

公園の亀


満開を過ぎた桜は 強い風に吹かれると 吹雪のごとく落花する

「てめえら まさか この桜吹雪を見忘れたとは言わせねえぜ」
ご存知 遠山の金さんでお馴染みの桜吹雪

それをのんびりと見ているのは 岡崎南公園の亀三兄弟



三匹ともおんなじ方向を見ているのだが
三匹が三匹とも ピクリともしない
ぼ〜っとしておんなじ方向を見ている

ぼくも まあ これでも暇な生き物なので
いつピクリとするかを見届けてやろうと思った

ラーメンを待つのと同じく3分間は待ってみた
ところが
3分間どころか5分待っても10分待ってもピクリともしない
おんなじ姿勢のままぼ〜っとしている

カッコいいぼくに見つめられて緊張してるのか と思ったけど
どうもそうでもないらしい

なぜかって?
じっと待ってるのもあほらしくなって しばらく他であそんでからまた来たんだけど
さっきと同じ格好のままで ぼ〜っとして 動いた形跡がない

まあ他人の生き方に文句をいう筋合いはないんだけど
一体 なにを考えて生きているんだろう

でも 本当は あんな生き方が一番自然なんかもしれないね

ぼくにしたって
もし遺伝子に書き込まれた本能さえ無ければ
なにも好き好んで地面をクンクン嗅ぎまわったり
きょろきょろといつも周りを警戒する必要はないんだから

だって飼い犬だもん
だまってたって 毎日食べ物も飲み物ももらえるし
外敵に襲われる心配も無いし
一日中 ぼ〜っとしてても 別に困ることはないんだから

そうだ 亀を見習って 
これからは ぼ〜っとした生き方をしてみよう!

そう宣言したぼくに向かってご主人曰く
「もう 充分 ぼ〜っとした生き方をしてるよ」

そう?
そういうご主人だって
きっと他の人からは 
ぼ〜っとした生き方をしているように見られているに違いない

亀の声が聞こえた
「君たち さっきからなにをぼ〜っとして こっちを見てるの?」

いちごぶらんとさがった

   

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随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!