昔々 まだ犬の小学校にいたころ
国語の教科書だったとおもうけど
インドのある村にダムができる話 を読んだことがある
「村にダムができる」とかいうような題名だったかな
小さい男の子が主人公で
水道がなくて みんなが水で困ったいた村に ついにダムができることになった
たしか象なんかもダム工事に参加していたような気がするし
ついにダムが完成して みんなは水道から水がでて大喜びし
お母さんにカレーライスを作ってもらって大喜びする
というような内容だった気がするけど 間違っているかもしれない
まあ 日本では当たり前のように 水道をひねると水が出てくるけど
実はあれはダムのおかげだったんだ とその時はじめて知り
ダムを作ってくれた人にも感謝をしたし 協力してくれた象にも感謝をした記憶がある
(だから サトちゃんも好き)
いずれにしても ダムってのは文明の象徴のような気がしたものである
さてこのダム君
しばらく前には 長野県の脱ダム宣言やら民主党の八ッ場ダム建設凍結問題など
環境破壊の象徴のように言われてきた時代も有ったけど
最近は 原発稼働中止などもあり また見直されてきたらしい
世の中のことは全て 表裏 上下 左右 見方をかえれば別な面が見える訳だけど
ぼくは 毎日 ペロペロと飲ませてもらっている水道君に感謝をしてるし
その親分のダム君にも 小学校以来 変わらぬ感謝の気持ちを持ち続けている
そんなことで たまには直接感謝の気持を伝える必要があろうかと
先日 愛知県と岐阜県の県境にある矢作ダムに行ってきた
矢作川をせき止めて作ったこのダムはなんと100mの高さがある
まずは 日頃の感謝を込め 柏手を打ってお礼をした(お賽銭は無し)
これで初期の目的は達したので あとはゆっくりと見学させてもらうことにした
といっても ぼくは犬だからね
勝手に歩き回ったわけだけど・・
確かに近くで見るとその大きさに圧倒されてしまう
うあ〜 すごいなあ と感嘆しながらウロウロしていたら
いつの間にか ダム中央の排水ゲート辺りに迷い込んでしまった
ふと下をのぞき込んだら 怖〜
だってそりゃ怖いでしょ 下の水面まで50mはある
思わず 足がすくんでしまい く〜んく〜んと泣きが入った
恥ずかしながら ぼくには高所恐怖症の気がある
小便をちびりそうになったので
思い切って片足を上げて放水してやった
きっと 下流の農作物の栄養となってお役の立てるものと思うけど
間違って 皆さんの水道水に混じってしまったら ゴメンナサイ
そのあとは なんとか後退りしながら 脱出に成功したんだけど
あまりの怖さに 全身の毛が真っ白になってしまった
もちろん立ち入り禁止の場所だから 良い子の皆さんは決して真似をしないでね
実はあれから
ぼくの飲み水に あいつが混じっていないかどうか 気になって仕方がない
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!